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道道に「奇岩」 まちマイ浦幌編

 浦幌町の昆布刈石から厚内までの太平洋に面した道道1038号直別共栄線。厚内に向かう車窓から、何やら宮殿のような形をした崖が見える=写真。

 柱の上に円すい状のものが載った不思議な形だ。明治時代に写真帳に収められ、大正時代には絵はがきになり、十勝の開拓者たちも注目していたことが町立博物館に収蔵されている資料から分かった。名付けて「厚内の奇岩」。

 同博物館によると、昆布刈石から釧路方面にかけては、太平洋の波や風によって浸食されやすい。現在は砂の地層がむき出しになっており、徐々に崩れてきているため昔に比べると落ち着いた風景になっているという。

 厚内の奇岩は、道道沿いにあり、目に付きやすいことから有名になったようだ。(関坂典生)


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