ノーベル賞受賞者の鈴木氏 帯畜大を視察
ノーベル化学賞受賞者の鈴木章氏(87)=北海道大学ユニバーシティプロフェッサー、名誉教授=は15日、帯広畜産大学を視察した。
鈴木氏は有機合成化学の新たな触媒反応を開発したことなどが評価され、2010年にノーベル賞を受賞している。16日に帯広市民文化ホール・大ホールで開く「リベラルアーツ講演会」(帯畜大主催)で講演するため、来帯した。
帯畜大の奥田潔学長らの案内で、産業動物臨床施設やキャンパスなどを視察。臨床拠点となる産業動物臨床施設では、馬や牛の診療や手術に使うCT(コンピューター断層撮影)装置や、今年度導入した移動型の産業動物診断車に興味を示していた。鈴木氏は「立派な施設」と感心していた。(池谷智仁)