とんチャパ全国発売9日から 開発の帯南商生実演販売も
帯広南商業高校クッキング部の生徒が考案し、昨年10月の「第4回ご当地!絶品うまいもん甲子園」で頂点に立った「トルティーヤ とんチャパ」の全国販売は9日からに決まった。大手コンビニエンスストア「ファミリーマート(ファミマ)」(本部東京)が商品化し、3週間程度の期間で取り扱う。初日は開発に当たった女子生徒3人が都内でのお披露目会に参加、店舗での販売イベントも計画されている。
考案したのは田原美優さん、前田実祐さん、太田有香さん(いずれも同校3年)。とんチャパは帯広名物の豚丼をアレンジし、甘辛の豚バラ肉などを小麦の生地で包んだもの。野菜の他、チーズや紅ショウガなども加えられている。同社が協力した料理コンテスト「ご当地!絶品うまいもん甲子園」では、全国138校の頂点に立った。
同レシピを基に同社が商品化し、全国約1万1500店で9日に発売。道内は札幌など道央圏の46店で販売される。価格は1個280円。
同社によると、3人は9日、うまいもん甲子園で司会を務めたお笑いタレント「FUJIWARA」と共にお披露目会に臨む。また、本社近くのサンシャイン南店で販売体験も行う予定。前田さんは「いろいろな人に食べてもらえると思うと、うれしい。若い人たちに、十勝を知ってもらう機会になれば。明るく元気に宣伝したい」と張り切っている。
うまいもん甲子園での料理は他に、「選抜校」の6品がそれぞれの地域限定で販売される。(佐藤いづみ)