プロ教え絶品度アップ 「うまいもん甲子園」出場 帯南商高
高校生が地元食材を使った料理で腕を競う「第4回ご当地!絶品うまいもん甲子園」(10月16日・東京)に北海道代表として出場する帯広南商業高校クッキング部(中村葵部長、部員26人)の3年生3人のチームは25日、同校調理室でJRタワーホテル日航札幌のシェフ田中亮さん(37)の指導を受けた。同甲子園で挑むメニュー「とんチャパ」についてアドバイスをもらい、本番への意欲を新たにした。
全国大会に出場する3人は田原美優さん(18)と前田実祐さん(18)、太田有香さん(17)。「とんチャパ」は8月17日の北海道大会(札幌)で初優勝を勝ち取ったメニューで、豚丼用の肉とキャベツをチャパティ(インド地方で食べられる薄いパン生地)でクレープ状にまいたものだ。
田中さんはこの日、同甲子園の特別企画「ダイナミックチャレンジ」で同部を訪問した。同企画では全国の代表校に対し、各地の料理人が出場メニューの指導を行っている。田中さんは道大会の審査員も務めており、3人が作ったメニューを試食すると「予選のときよりもおいしくなっている」と評価した。
田中さんはチャパティの生地を自ら持ち込み、アイデアを提案した他、キャベツの千切りを、ふわっと仕上げるコツなどをアドバイスした。
田中さんから「北海道代表として自分たちが持っているものを出し切って」とエールを送られ、リーダーの田原さんは「自分たちでも改善はしてきたが、気付かないことがあった。しっかり練習してこの経験を生かしたい」と意気込んでいた。
同甲子園は農林水産省と一般社団法人全国食の甲子園協会主催。3人一組で挑み、料理の味やプレゼン内容で審査を受ける。(村田壮一朗)
◆第4回ご当地!絶品うまいもん甲子園について
・うまいもん甲子園概要等-ホームページ