ポッキーロケット大樹で発射 HASTIC
【大樹】NPO法人北海道宇宙科学技術創成センター(HASTIC、札幌)は11日、大樹町多目的航空公園周辺で「ポッキーロケット」などを打ち上げる。「ポッキー&プリッツの日」(11月11日)に合わせた江崎グリコの企画。ポッキーの装飾を施した小型液体燃料ロケットを同日午前11時11分に発射し、高度1111メートルを目指す。民間開発ロケットが商業目的の民間依頼で打ち上げられるのは国内初。現場での一般公開はしないが、インターネット中継を行う。
江崎グリコの商品広告キャンペーン「11月11日ポッキー&プリッツの日11・11Challenge」の一環。同社は、ポッキーとプリッツのスティック形状が数字の「1」に似ていることから、1999(平成11)年に11月11日を「ポッキー&プリッツの日」と定めた。以後、毎年イベントを行っている。
今回は堀江貴文元ライブドア社長が創業した「SNS」(東京)が開発した小型液体燃料ロケット(全長3・3メートル、重量23キロ、推力100キロ)を「ポッキーロケット」として打ち上げる。CAMUI(カムイ)型ハイブリッドロケット(同同、同19キロ、同90キロ)もプリッツの装飾を施し「プリッツロケット」として同日午後0時11分に発射する。
ロケット打ち上げの模様はニコニコ動画や江崎グリコのキャンペーンサイトでも生中継する。いずれも午前9時~午後0時半を予定している。(関根弘貴)