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旧ヨーカドー解体終盤 来月、建築工事入り 西3・9再開発

解体工事が進む西3南9の旧ヨーカドービル周辺(9日午前10時ごろ、ドローンで撮影)

 帯広市西3南9の旧イトーヨーカドービル周辺の再開発に伴う同ビルと市営中央・中央第2駐車場の解体作業が終盤を迎えている。工事関係者によると、70%以上の進捗(ちょく)率で、予定通りの10月末の完了を目指している。9月からはいよいよ建物の建築工事に入る。

 同ビルは鉄筋鉄骨コンクリート(SRC)造り地下1階・地上8階建て延べ床面積2万7909平方メートル、駐車場は地上6階建てSRC造り延べ床面積1万4000平方メートル。

 解体は同ビルが宮坂建設工業、駐車場が萩原建設工業・市川組がそれぞれ担当し、2月下旬から行われている。

 宮坂建設工業によると、同ビルは1、2階部分まで解体が進み、現在は約20人態勢で破砕機4台をフル稼働して作業を進める。高道伸専務は「進捗率は7割ほどで予定通り。大きな工事なので今後も安全に配慮し進める」と語る。また、駐車場部分はすでに建物の解体は終え、「8月末までには大方終了する」(萩原建設工業)とする。

 再開発事業では同ビルのほか、帯広商工会議所や北海道銀行が所有する帯広経済センタービルなどが立つ約2ヘクタールを取り壊し、分譲マンションや商業棟などを、104億円を掛け新たに整備する。施工者の特別目的会社「アルファコート帯広西3・9地区開発」(札幌)によると、9月にマンション建設に入る予定。現在、商業棟以外の事務所棟などの入札を行っている。樋口千恵専務は「着工時には起工式をしっかりやりたい。商業施設のテナントなどは現在調整中。今後も地域の声を聞きながら進めたい」と話した。(佐藤いづみ)

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