勝毎元旦号 「見る・聞く・つながる」 十勝の“万博”読んで
2025年は巳(み)年。「再生と変化」の年です。1月1日付の特別紙面「元旦号」では、宇宙や物流など、十勝に大きな変革を予感させる分野を報道。また、意外と身近で楽しい十勝のヘビ事情も紹介します。今年のテーマは「見る・聞く・つながる」。記事を読み、動画や豊富な写真を見て、音声でお勧めを聞く。7部構成・120ページ。十勝に関する豊富な話題と情報で、新年も読者と地域をつなぎます。
来年の選挙展望、戦後80年、飛躍する地域
第1部 総合
2025年は、戦後80年の大きな節目を迎える。体験者の声に耳を傾け、十勝の戦禍を振り替える。阪神・淡路大震災からも30年となり、当時、現地に入り活動した人たちの思いも聞いた。2024年に国立公園に指定された日高山脈。その急峻な姿とは対局の身近な「低山」のあふれる魅力にも迫る。ほかにも、夏の参院選や町村長選、東京・札幌支社からの最新事情、北海道知事との対談など来年の動きを知ることのできる記事も満載。
恒例19市町村ページ “地域の宝”掲載
第2部 市町村
十勝の全19市町村について各1ページを使い、それぞれの地域の特色と魅力を伝える。各ページ共通で(1)特産品や文化といった後世に残したい地域の宝を紹介する「わがまちパビリオン」(2)地域発祥の特産品や加工品を取り上げる「イチオシ土産物」(3)十勝に移住した外国人を紹介する「十勝に暮らす」-の3テーマを設定する。
十勝の「ヘビ・へび・蛇」登場
第3部 干支・ヘビ
巳(み)年に意欲に燃えているのは、鹿追町の然別湖で半世紀続く、アイヌの伝説を元にした「白蛇姫舞」だ。活動に励む保存会や子どもたちを伝える。
また、十勝でもヘビは生息し、おびひろ動物園でも飼育され意外と身近な存在。ペットとして愛好する人に魅力を聞いたほか、十勝のヘビ事情やヘビを題材とした本を通じて、2025年の主役「ヘビ」に迫る。さらにヘビは脱皮することから縁起が良いともされ、1年の開運の糸口も紹介する。
「宇宙のまちづくり」最前線
第4部 宇宙
大樹町が「宇宙のまちづくり」を打ち出してから、2025年で40周年を迎える。商業宇宙港「北海道スペースポート」(HOSPO)の整備が進み、いよいよ大樹からロケットを年間に複数打ち上げる“高頻度化”に挑む新たな局面が始まる。十勝での「宇宙版シリコンバレー」形成も現実味を帯びてきた中、活発化する宇宙産業が十勝にもたらす効果を探る。「食の十勝」が供給する宇宙日本食の試食レポートも。
夢のプロ野球へ 注目の2選手
第5部 スポーツ
スポーツがテーマの第5部では、プロ野球ドラフト会議で指名された十勝出身の片山楽生、澁谷純希の両投手や、1年後に迫った2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪で活躍が期待される地元の注目選手などを紹介する。
このほか、十勝でじわりと注目が集まっている柔術の道場や、パリ五輪の影響で人気が高まっているスケボー施設、帯広市内で誕生したインドネシア人によるバドミントンチームなど、多彩な話題が満載。
地元食材の「農家メシ」紹介
第6部 経済・農業
食料自給率1212%を誇り、スーパーに行けば地元産食材に事欠かない十勝。ところで、そんな農業王国・十勝を支えている人たちは、どんな食生活を送っているのだろうか。十勝の生産者の食卓をのぞかせてもらうとともに、農協などにそれぞれ自慢の食材を使ったお勧めレシピを教えてもらった。
また、「2024年問題」や、釧路まで直結した道東道など、物流の話題を特集。来たる年に節目を迎えた管内企業の紹介もある。
芽室出身の浪曲師 新春クイズも
第7部 エンタメ
名跡を襲名し活動を広げる浪曲師、三代目広沢菊春さんは芽室町出身だ。襲名後は実現していない十勝公演に意欲を示す広沢さんに浪曲の魅力や活動への思いを聞いた。
ほかにもJAGA情報、管内作家の文芸作品、クイズやパズルも掲載。お正月を家族で過ごすお供にぴったりの内容が目白押しだ。三が日のテレビ番組、江戸時代の“メディア王”蔦屋重三郎が題材となるNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」などテレビの情報も。
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