とかちスマイルレインボー準優勝、女子学童野球NPBガールズトーナメント道大会
軟式野球のNPB(日本野球機構)ガールズトーナメント2024全日本女子学童大会道予選会(道軟式野球連盟主催)が6月29、30の両日、帯広の森平和球場で行われた。十勝の少年団で活動する女子選手が参加する「とかちスマイルレインボー」(吉田英史監督、選手18人)は昨年の決勝戦で敗れた札幌ダイヤモンドガールズと再び決勝戦で対決したが、2-5で負け準優勝だった。札幌は7月に石川県で開催される全国大会に出場する。今大会には8チームが出場した。道代表として出場する札幌の補強選手として、とかちスマイルレインボーから安田莉子(6年)、荒木心羽(こはね、同)、横尾真央(同)、大竹杏奈(5年)の4選手が出場する。(村瀬恵理子)
とかちは初戦の1回戦で留萌エンジェルスに三回時間切れの17-2で快勝した。準決勝の空知ブルームス(北空知)戦は先発した安田と継投の砂田小粋(こいき、同)が完封リレー。初回に6点を挙げるなど打線が爆発し五回コールドの20-0で圧勝した。
決勝の札幌戦では、二回に先頭打者の高橋ひよりが二塁打で出塁。安村の犠打と相手の隙をついた走塁で高橋が一気に生還し先制した。
先発の安田は二回まで無失点の好投。三回に継投した大竹は先頭打者を三振にしたが、三塁打とランニング本塁打などで3失点し逆転された。次のマウンドを任された荒木は四回に三者凡退の好投したが、五回に先頭打者を内野安打で出塁させると、連打で2点を追加され引き離された。
その直後の攻撃では、2死無塁から荒木が中越え三塁打と相手失策で生還し1点。点差を縮めたが、打線が続かなかった。
とかちスマイルレインボー・吉田英史監督の話
持てる力は全て出した。点を取られても引きずることなく、ゲームを崩さなかったことが大きい。全員そろっての練習がなかなかできないが、チーム力を上げて今後も試合に挑みたい。
同・砂田小粋主将の話
決勝戦はミスを少なくしていこうとみんなに声掛けした。練習で内野ゴロを一塁でアウトが取れるようにやってきたので、試合ではその成果を出せた。負けて悔しいが、後輩には来年こそ札幌に勝って全国に行ってほしい。
※関係分
◇1回戦
留萌エンジェルス
002| 2
548|17
とかちスマイルレインボー(三回時間切れ)
【留】古滝、佐々木、古滝佐藤-佐々木、古滝
【と】安田、砂田-荒木
▽三塁打=高橋凛(と)佐藤(留)
▽二塁打=近藤(留)
◇準決勝
とかちスマイルレインボー
65072|20
00000| 0
空知ブルームス
(五回コールド)
【と】安田、砂田-荒木
【空】坂本、片山、白崎-秀、坂本
▽本塁打=荒木(と)
▽三塁打=安村2、砂田2、荒木(と)
▽二塁打=砂田、大竹、安村(と)
◇決勝
札幌ダイヤモンドガールズ
003020|5
010010|2
とかちスマイルレインボー
【札】宮本、小松、松本、宮本-澤田
【と】安田、大竹、荒木-荒木、大竹、荒木
▽本塁打=松本(札)
▽三塁打=宮本、井部、澤田、松本(札)荒木(と)
▽二塁打=高橋ひ、安田、安村(と)