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サッカー司会進行、DJ栗谷さんに学べ 帯北高の部員がユニーク取り組み

JAGAのDJ栗谷昌宏さん(右手前)の話に、耳を傾ける帯北高サッカー部員ら(25日、帯北高で)

 帯北高サッカー部は、部員がプリンスリーグ公式戦の司会進行を担う珍しい取り組みを始める。ピッチに立たない選手も含め、全員が試合に主体的に関わることを目指す。同部の片桐聡監督によると同様の事例は道内や全国でも聞いたことがないという。25日にはJAGAのDJ栗谷昌宏さんから、2年生23人が同校でプロの心構えを伝授された。

 片桐監督は「高校サッカーのスポーツとしての価値を上げたい。競技への新たな関わりの発見になってもいいし、今後は絶対に試合に出たいという気持ちを強くしてもいい。有意義な機会になると信じている」と趣旨を説明。その後、栗谷さんが実演を交えて手ほどきした。

 栗谷さんは、サッカーJ1の北海道コンサドーレ札幌、道リーグの北海道十勝スカイアース、フットサルFリーグのエスポラーダ北海道などの試合の司会進行を務め、2021年には東京五輪サッカー札幌会場で試合の司会進行も担った。

 「上手にしゃべることではなく、気持ちを伝えることが大事。盛り上がる空気を、どうつくったらいいのかを考えることが出発点」と栗谷さんは強調。用意された原稿を、即興で臨場感たっぷりに読み上げると、参加者から驚きの声が上がっていた。真っ先に司会進行への挑戦を希望した小熊昊空(こうすけ)さんは、「北高を盛り上げたいし、プレミアリーグ昇格に向けて頑張りたい。(栗谷さんの実演は)熱量を感じた」と話した。

 高円宮杯U-18プリンスリーグ北海道のホーム開幕戦(帯北高グラウンド)である29日は、栗谷さんが司会進行を務め、選手が実戦でその技術を学ぶ予定。5月3日のホーム戦から、試合に出ない複数の選手が交代で司会進行を担う。(新井拓海)

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