2月に春めく陽気 広尾で9・8度
十勝地方は28日、各地で気温が上昇し、2月ながら早くも春めいた陽気に包まれた。正午すぎまでの各地の最高気温は広尾で9・8度、大樹と本別で9・5度など4月中旬並みに。帯広も9・2度となり、管内全19観測地点で4度を上回った。
帯広測候所によると、上空1500メートルに平年より8~10度ほど高い4月下旬並みの暖気が入り、気温が上昇した。
この日の各地の最低気温は陸別で氷点下20・4度、幕別町糠内で同15・6度、帯広で同8・0度と冷え込んだが、広尾は3・3度とプラス気温に。音更町駒場は前日より22・8度高い0・7度だった。
気温の上昇で各地の道路には大きな水たまりができ、車がしぶきを上げながら行き来していた。
3月1日まで気温が高い状態は続き、同日の帯広の予想最高気温は9度。十勝管内は晴れ間が広がるが、夕方から曇り、南部では夜遅くに雪が降る地域もある見込み。(松村智裕)