今夜女子５０００メートル 押切は４組、堀川は１組で出場 北京五輪スピードスケート
【中国・北京＝北雅貴】北京五輪のスピードスケート女子５０００メートルが１０日午後９時（日本時間）から、国家スピードスケート館で行われる。３大会連続の五輪となる押切美沙紀（２９）＝富士急－駒大苫小牧高、中札内中出＝と、初舞台を踏む大樹町出身の堀川桃香（１８）＝白樺学園高３年＝が出場する。全６組出場の内、押切は４組、堀川は１組で登場。９日に同スピードスケート館で練習し、氷の感触を確かめた。
押切美沙紀（写真：アフロスポーツＪＳＦ）
押切は２０１４年のソチ、１８の平昌（ピョンチャン）、今大会に出場。５０００メートルは平昌で９位だった。同五輪後、２シーズン競技から離れたが昨季に復帰した。昨年１２月に長野市エムウェーブで行われた日本代表選考競技会の５０００メートルで７分４秒３１の国内最高記録で優勝した。９日の練習後には「今シーズンで一番良い状態。できることは全部積み重ねてきた。しっかりと発揮できるレースにしたい。スケートを楽しみたい」と話した。
堀川桃香（写真：アフロスポーツＪＳＦ）
堀川は今五輪スピードスケート代表で唯一の現役高校生。１、２年生でインターハイの１５００メートルと３０００メートルの２種目を２連覇。今季から日本連盟の長距離を対象のディベロップメント強化選手に指定され地力を高めてきた。９日の練習ではレースを想定したラップで滑った。「少しずつ調子は上がっている。高校生でオリンピック（の大舞台）を滑れるチャンスをもらったので、いつも通り滑りたい」と意気込んだ。練習中に現地のボランティアから日本語で声援を送られ、「初めてなのでうれしい」と笑顔を見せた。
