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幕別町のシンガー・ソングライター吉野さん 歌がドキュメンタリー映画に採用

ハイトーンな声を持ち味に音楽活動する吉野さん。手にするCDが「とびら」の収録アルバム

 【幕別】幕別町のシンガー・ソングライター吉野大地さん(49)=ミュージック&ヒーリングスタジオトゥリヤ主宰=が歌う曲「とびら」が、映画「麻てらす番外編 やまさん余命半年の挑戦(パイロット版)」(2020年、吉岡敏朗監督)の挿入歌に使われた。帯広市内のとかちプラザ・視聴覚室で24日、同映画の上映会と吉野さんのミニライブが開かれる。(大木祐介)

 吉野さんは1995年にインドの賛美歌(バジャン)に出合い、インド古典音楽の歌を中心に学び、独自の音楽を築いていった。女性の音域に近いハイトーンな声が持ち味。7月には音楽からアレンジまで1人で手掛けた、約8年ぶりの新アルバム「梵巴(カルナー)」をリリースした。

 「癒やしのピアニスト」として世界的に活躍するウォン・ウィンツァンさん(東京)との共作で、これまで複数のアルバムを手掛けている。「とびら」も共作の一つで、1枚目のアルバム「空へ~VoicefromtheSky」に収録された。

 吉岡監督は過去の映画制作本数が300以上で、数多くの受賞歴を持つ。ウォンさんと交流があった縁などを通じ、今回、吉野さんに楽曲使用の依頼があった。吉野さんたちの楽曲が映画に使われるのは、今回で3回目。

 映画「麻てらす-」は肝臓がん治療のためとして使っていた大麻が原因で逮捕・起訴され、裁判中の2016年に亡くなった元フランス料理シェフ山本正光さんにスポットを当てたドキュメンタリー。「とびら」は映画のクライマックスで使用されるといい、「楽曲の持つ死生観が映画とリンクしていると思う」と吉野さんは話す。

 上映会は午後6時開始で70分。ミニライブは同7時半からで、吉野さんは「今の『吉野大地』を表現できるライブになれば」と意気込む。トゥリヤ主催。チケットは一般3000円、小中校生2000円(当日500円増し)。問い合わせはメール(leya@turiya-music.com)で。

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