十勝の空に国際宇宙ステーション
11年ぶりに日本人宇宙飛行士2人が同時滞在している国際宇宙ステーション(ISS)が、28日午前3時半ごろ、十勝の上空を通過した。
豊頃町では、午前3時31分ごろに南西の方角から徐々にISSが姿を現し、同33分に天頂付近に達した。同町のシンボル、ハルニレのちょうど真上を通るようなルートで、1等星のように輝きながら朝焼けの空へと向かっていった。
ISSには現在、野口聡一さん(56)と星出彰彦さん(52)が搭乗している。野口さんは29日に帰還予定だったが、悪天候のため5月2日未明に延期となった。
星出さんは日本人2人目のISS船長に就任し、約半年間、任務に当たる。(松田亜弓)