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保育所園児らに笑顔届ける 帯広おもちゃ病院が玩具修理

保育園におもちゃを届けた土田さん(中央)。左は山口園長、右は福島園長

 壊れたおもちゃの修理を材料費のみで引き受けるボランティア団体「帯広おもちゃ病院」(高橋章代表)は、劣化や破損などにより帯広市内の保育園で保管されているおもちゃを積極的に復元し、園児らに笑顔を届けている。

 おもちゃ病院は全国組織である「日本おもちゃ病院協会」の登録団体。帯広おもちゃ病院は市グリーンプラザを拠点に活動し、現在は会員3人で月20件ほどの修理依頼を受けている。

 今回は「おもちゃドクター」として活躍する土田和世さん(37)が鉄南保育園(山口哲園長、園児164人)に、壊れたおもちゃを抱えていないか問い合わせたのをきっかけに修理が実現。運営法人が同じ、さくら保育園(福島孝洋園長、園児91人)のおもちゃの修理も引き受けた。

 鉄南保育園は、ハンマーでポールをたたいて遊ぶ木製のハンマートイの修理を依頼。木製おもちゃは部品調達が難しいため、破損部分に近い素材を探して加工するなど工夫した。さくら保育園は、子どもが乗って遊ぶライディングパンダの修理を依頼した。

 14日、土田さんが鉄南保育園を訪れ、修理したおもちゃを両園長に届けた。山口園長は「自力で修理が難しかったのでありがたい」。福島園長も「期待以上の仕上がりで驚いた」と感謝した。土田さんは「長く使っていただき、壊れたらまた修理させてほしい」と話した。(岡田優人)

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