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十勝産野菜で健康志向メニュー クック・チャムが総菜5品を新発売

十勝産の健康野菜などを使用した総菜を手にする(左から)保利さん、谷口さん、加藤さん

 芽室町内の就労継続支援A型事業所「九神ファームめむろ」の親会社で、帯広市内でも直営2店舗を展開する総菜専門店「クック・チャム」(本社愛媛県)が、十勝産野菜を使った新しい総菜5品を今月中旬にもこの2店で発売する。食材には「世界三大健康野菜」として知られ、JA本別町青年部の本別・仙美里支部が栽培しているキクイモ、ヤーコン、アピオスなどを用いており、健康志向を前面に打ち出している。(大木祐介)

 新メニューは「エビ入りはんぺんのキクイモ衣揚げ」「ヤーコンとアロマレッドのナムル風」「アピオス入り健康酢豚」「カラフル大根のピクルス」「カボチャと小豆のチキンクリームドリア」。本別町の三井農場のカラフル大根、アロマレッドニンジン、芽室産のカボチャと小豆も使われている。

 メニューは管理栄養士・豆料理研究家で九神ファームめむろに勤務経験がある谷口まどかさん(札幌)のプロデュース。谷口さんは今年3月まで本別町に5年ほど住み、その間、クック・チャムへの道産食材の紹介や使用メニューの提案に関わり、昨年も考案メニューが多数発売された。

 今回は九州・山口地域で事業を展開するクックチャムプラスシー(福岡)の常務取締役で北海道事業部長でもある保利浩秀さんから声が掛かり、10月にメニューを考案したばかり。少量でも高栄養を誇るアピオスなど体に良いとされる食材を軸に、「コロナ禍の中、免疫力を高める野菜を使ったメニューを」(谷口さん)と取り組んだ。すでに「第2弾」に向けた動きも始まっているという。

 「ここまで健康志向を押し出すメニューはクック・チャムでもあまり見ない」と保利さん。JA青年部の本別・仙美里支部本別グループ支部長の加藤将人さんは「三大野菜はこれまでペースト状に加工しての提供はできていたが、生のまま提供してのメニュー化は初めて。消費拡大や新たな生産につながれば」と期待を寄せている。

 エビ入りはんぺん-は1個150円(税抜き)、アピオス入り健康酢豚は100グラム200円(同)の予定で、16日の週ごろから順次発売する計画。26~28日に春駒通り店のオープン半年記念イベント、12月10~12日に帯広店のイベントでそれぞれ販売する予定となっている。

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  • 十勝産の野菜をふんだんに使用した新しい総菜5品

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