バケツ稲作りに挑戦 池田利別小の児童
【池田】利別小学校(猪股宏亮校長)の3年生12人が21日、ポリバケツを使った「バケツ稲作り」に初めて挑戦した。
同校ではかつて盛んだった稲作を学ぶ「田植え体験」を町千代田の水田で毎年実施していたが、今季は新型コロナウイルス感染拡大防止の一環で中止した。今回はこの水田の土を入れた10リットルのバケツに、道産もち米の「きたゆきもち」の苗を植えて育てる「バケツ稲作り」に切り替えて取り組んだ。
十勝農業改良普及センター十勝東部支所、池田土地改良区千代田地区、十勝池田町JAの職員らの協力でバケツ14個分を用意。児童は一つのバケツに3本ずつの苗を丁寧に植えた。同普及センターの中鐘穂地域第一係長は「バケツでの稲作りは難しく、水の入れ替えやスズメに注意して育てて」と呼び掛けた。
初めて稲を植えた小川竣士朗君(8)は「あっという間に終わった。もっと広い所で植えてみたい」と話した。
19日には池田小(森浩嘉校長)の3年生28人もバケツ稲作りに挑戦した。(水上由美通信員)