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音更 彩凛華の入場者数3万2785人で前年比27%減

新型コロナウイルスによる感染症の影響で昨年より入場者数が落ち込んだ「彩凛華」(山下僚撮影)

 【音更】音更町内の十勝が丘公園ハナック広場で開かれていた「第29回おとふけ十勝川白鳥まつり彩凛華(さいりんか)」(実行委員会主催)が24日、31日間の日程を終えた。期間中(1月25日~2月24日)の入場者数は3万2785人で、前年の4万4868人と比べて1万2083人減(27%減)。インフルエンザや新型コロナウイルスといった感染症による影響が響き、地元客の落ち込みが目立った。

 町内の小中学校でインフルエンザの疾患による学級・学校閉鎖が相次ぎ、加えて2月に入って新型コロナウイルスの感染拡大が懸念され、外出を控える動きが加速。さらに少雪のため、開幕直後はスノーラフティングなど一部プログラムを中止したことも数字が落ち込んだ原因とみられる。

 実行委によると、例年は最終日直前に2000~3000人が押し寄せるが、2月の3連休初日に当たる22日は大雪も重なり、一日の入場者数は666人にとどまった。

 一日の入場者数で最も多かった日は15日の2778人で、最少は1月29日の426人。実行委は「宿泊客は平年並みだったといえ、地元客、特に子どもが少なかった。団体バスもあまり見られなかった」と振り返る。

 一方、地面に投影された雪の結晶などの映像が来場者の動きに合わせて変化する「デジタル遊園地」は、投影箇所を拡張したこともあって人気を集めた。フットパスのコースで利用する小道を彩る「光のalley(アリー)」もインバウンド(訪日外国人旅行者)に好評で、「欧米のお客さんが前回より多く見られた。ただ、地元客も意識してもっと周知を徹底していく必要があることは確か」(実行委)と課題を挙げる。

 今回は感染症や少雪などマイナス要因が重なったが、次回に向けて実行委は「バージョンアップできるところは改善しつつ、より魅力ある内容にしたい」としている。(小縣大輝)

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