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エレゾ社の佐々木氏に料理マスターズ 農水省

「料理マスターズ」ブロンズ賞の受賞者。左から3人目が佐々木代表

 生産者らと協働で地産地消や食文化普及などに取り組む料理人を顕彰する農林水産省の「料理マスターズ」ブロンズ賞に、食肉加工・飲食業「エレゾ社」(豊頃町)の佐々木章太代表(38)が選ばれた。野生鳥獣(ジビエ)など食肉の狩猟・生産から加工、流通、料理・商品提供までの一貫した生産管理体制の構築が評価された。十勝関係者の受賞は初。

 料理マスターズは、農林水産業と食品産業の発展を目的に2010年度に創設。今回はブロンズ賞に8人、ブロンズ賞受賞後5年以上功績を挙げた料理人が対象のシルバー賞に3人が選ばれた。

 エレゾ社は豊頃町に食肉総合ラボラトリーを構え、都内でレストラン「エレゾハウス」(渋谷)を運営している。特にジビエは、高品質の料理や商品提供に貢献していることが高く評価された。また、一貫生産管理体制モデルの構築で得たノウハウを、狩猟家や生産者、流通関係者に提供し、ジビエの商品価値を向上させた。

 12日に都内で授与式が行われ、11人に賞状とメダルが贈られた。佐々木代表は「これまでやってきたことが評価され、純粋にうれしく光栄。今後もエレゾの品質やチーム力を強化し、海外にも影響を与えるような食文化構築に寄与したい」と話した。

 料理マスターズの顕彰は今回で10回目。これまでに、著名な料理人の脇屋友詞氏や奥田政行氏など65人が選ばれている。(池谷智仁)

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