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チアリーディング 帯広出身の美濃島さんが日本代表に

チアリーディングの日本代表に選ばれ、意欲を新たにする美濃島さん

 帯広市出身で日本文理大学3年の美濃島麗愛(りお)さん(21)がチアリーディングの日本代表に選ばれ、11月23、24の両日、群馬県高崎市で開かれる第10回世界選手権大会に男女混成部門で出場する。小学生の頃から日本代表への夢を抱き、努力を重ねて得た大舞台に「ここまで成長させてもらった環境に感謝している。結果で恩返しをしたい」と活躍を誓っている。

 美濃島さんは帯広稲田小、南町中、帯広北高卒。小学3年から中学まで「RED DIAMONDS(レッド・ダイアモンズ)」(帯広)、北高ではチアリーディング部に所属し、指定校推薦で日本文理大に進学した。世界でも高い評価を受けるチアリーディング部「BRAVES(ブレーブス)」で実力を磨き、トップチームのAチームに選ばれている。

 日本のチアリーディングの実力は世界トップクラスで、世界選手権の男女混成部門(8~16人)はこれまで7度優勝。2017年の第9回大会では同部門で村瀬七実さん(帯広出身)がメンバーに選ばれている。

 美濃島さんは2月に始まった3度の選考を通過し、7月に代表入りが決まった。身長153センチと小柄で、普段のポジションはミドル。3段のピラミッドをつくるときは中央に位置し、1段目に乗りながらも上の人を支える。筋力が重要な一方、体重管理も厳しく求められるが、「ミドルとしてトップ(最上段)を輝かせたい」と苦にしない。

 男女混成部門は男性が入ることで高さがある演技が生まれ、「ダイナミックさにひかれた」(美濃島さん)と志望した。

 これまで大きなけがもなく、「レッドダイアモンズのときから柔軟に力を入れていた。幼い頃から体の軸や使い方を学べたからこそ、今、難易度の高い技ができている」。北高ではサブキャプテンを務め、精神的にも十勝の時代が土台となっている。

 8月の「JAPAN CUP日本選手権大会」で日本代表がお披露目され、美濃島さんは、名前を呼ばれるとロンダート宙返りで登場した。メンバーと息の合ったパフォーマンスを見せ、会場から大きな拍手と歓声が送られた。

 現在は国内各地で練習を重ねている。大舞台に向けて、「活躍することで、北海道のチアリーダーたちの夢を広げたい。世界一を目指し、チームで同じ方向を向いて頑張る」と意欲を見せている。(松田亜弓)

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