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妙技や行進堂々と 帯広市消防出初め式

とび職人によるはしご乗りが披露された出初め式(7日午前9時40分ごろ、新井拓海撮影)

 帯広市消防出初め式が7日午前9時から、市消防庁舎前で行われた。分列行進のほか、職人によるはしご乗りも披露され、今年一年の安全・安心なまちづくりへ士気を高めた。

 式には市消防団(宮坂寿文団長)の団員約350人に加え、帯広消防署員、来賓も合わせて約450人が参加した。

 団員と消防車両による分列行進に続いて、宮坂団長が「昨年の胆振東部地震で、改めて災害の備えの重要性を認識した。地域密着の活動と、地域に根差し頼られる消防団を目指す」と訓示した。

 放鳩(ほうきゅう)式とバルーンリリースでは米沢則寿市長、編田浩也帯広消防署長、宮坂団長が平和の象徴のハトを放ち、十勝管内の3保育園の園児85人が風船を空に飛ばした。

 帯広鳶(とび)土工事業組合の若鳶会は伝統芸を披露。火消しがうたう木遣(きや)りと纏(まとい)振り、高さ6・4メートルのはしご上で職人が手足を組み替えて技を繰り出すはしご乗りに歓声が上がった。

 その後、庁舎内で永年勤続者を表彰。米沢市長が「市民が安心して暮らせる災害に強いまちづくりに向け、管内19市町村と連携して尽力を」と訓示し、石川香織衆院議員ら来賓が祝辞を述べた。(石川友史)

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