愛らしい「シマエナガみくじ」 帯廣神社で早くも人気
帯廣神社(大野清徳宮司)は、神社境内でも見られる野鳥シマエナガをモチーフにした「シマエナガみくじ」の頒布を始めた。シマエナガはシジュウカラなどと群れをつくり、その先導役を務めることから、同神社は「あなたの方向性も占ってみて」としている。初穂料は500円。
シマエナガは道内にのみ生息するエナガの亜種。丸みを帯びた小さい体に長い尾を持つ姿は愛らしく、帯廣神社では秋から春にかけて現れる。
シマエナガみくじは野鳥好きの大野宮司が発案し、2年の構想、製作期間を経て完成した。同神社でのオリジナルおみくじは昨年1月の「鮭みくじ」に続いて二つ目。今夏の夏詣で登場予定だったが、表情や姿にこだわって頒布が5カ月延び、今月23日の新嘗祭から頒布が始まった。
若い女性や家族連れ、高齢者と幅広い世代から早くも人気を集め、頒布初日には約50体のシマエナガみくじが引かれた。「癒やしの置物としても、活用いただければ」と佐々木昌和権禰宜(ごんねぎ)。大阪府吹田市から26日、観光で訪れた清水友梨さん(30)は「小さくてかわいい。家で飾りたい」と話した。(藤島諒司)