わんにゃんに希望を 3団体合同で初の犬と猫の譲渡会
十勝管内の三つの動物保護団体による初の犬猫合同譲渡会が25日、帯広市内の「Cat Cafe Wish」で開かれた。約100匹の犬と猫が集まり、来場者はケージ越しに眺めたり、関係者から説明を受けたりして見学した。
3団体は動物保護団体「ティアハイム十勝」(平賀寿子代表)、「わんわんほーむ@とかち」(中田佳奈子代表)、NPO法人「猫たちを守る十勝Wishの会」(原田美加代表)。今年3月に活動を始めたティアハイムの呼び掛けで合同譲渡会が企画された。
譲渡会には、帯広保健所からの引き取りや、保護された犬と猫が3団体で計100匹以上集まった。また、去勢避妊手術をして室内飼いする、最期まで責任を持って世話するなどの正しい飼い方も説明された。
会場は親子連れなどで混雑し、猫を探しに幕別町から訪れた千葉真央さん(7)=札内南小1年=は「小さい猫たちがたくさんいてかわいい」と眺めていた。平賀代表は「ホームページもあるが、希望者の方と直接お話しできるのはありがたい」と話した。
この日は見学と希望の犬猫を伝え、後日、引き渡しとなる。(藤島諒司)