小さな目標こつこつと LS北見本橋選手が明星小で講演
帯広明星小学校(杉本伸子校長)で1日、平昌五輪のカーリング女子で銅メダルを獲得したLS北見の本橋麻里さん(32)による出前授業が行われた。本橋さんは6年生80人を前に、「今は好きなことを見つけて没頭する時間が大切。さまざまなことに興味を持ち、小さな目標を積み重ねて夢をかなえてほしい」とエールを送った。
本橋さんは2006年にトリノ、10年にバンクーバー五輪に出場。北見市常呂町を拠点にLS北見を結成し、主将を務める。
出前授業で本橋さんは長男(2)を抱えながら語り、平昌五輪までの道のりやメダルセレモニーの裏側などを写真で振り返った。「試合に負けたとき、何度もやめたいと思ったが、負けて落ち込んでいる自分が嫌だった。私はカーリングが好きで楽しくて続けている。みんなも、何事にもその気持ちを忘れないで」と呼び掛けた。
質問コーナーでは、緊張のほぐし方や、カーリング選手になって良かったことなど多くの質問が出た。
児童の田中結惟さんが代表でお礼の言葉を述べ、子どもたちはお礼の合唱として「花は咲く」を心を込めて歌った。
(牧内奏)