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「おかあさんのがっこう」10日開校 帯広の道見さん

「おかあさんのがっこう」を開校する道見さん(右)と、教室スペースを提供した栂安院長

 子育てセミナーなどを手掛ける帯広市の道見里美さん(50)が10日、市内のつがやす歯科医院・新館プレンテ(西10南9)で「おかあさんのがっこう」を開校する。管内で子育てをする母親に、授業形式で悩み相談や料理教室などの講座を提供する。子育てママを支援する団体は多いが、学校をコンセプトにするのは珍しい。SNSで紹介したところ、道外からも「開校してほしい」と要望が寄せられているという。

 道見さんは学校や職場、家庭内のコミュニケーションをテーマに、講演活動や企業コンサルティングを手掛けている。「ケアする人の心のケアが大切」と考え、子育てをする母親や福祉施設職員の支援などに取り組んでいる。昨年10月から今年3月には管内の子育てママを対象に「ママの心をサポートするママを育む講座」を実施し、9人の女性が修了した。

 「おかあさんのがっこう」ではこの9人が先生となり、「道徳」(悩み相談)や「家庭科」(料理教室)、「国語」(読み聞かせや映画鑑賞)などの授業を行う。1科目60分の授業とし、参加者に受けたいものを自由に選んでもらう。参加費は1コマ当たり500円を予定している。

 教室となる新館プレンテは、つがやす歯科医院の栂安秀樹院長が「歯科だけでなく、健康に関わるさまざまなテーマで地域に貢献したい」と昨年9月に開設。今回は「子育てママをサポートしたい」との道見さんの思いに共感し、3階の会議スペースを提供することにした。

 栂安院長は「現在は核家族化で子育ての悩みを一人で抱えている母親も多いと思う。プレンテを使ってもらい、多くの人がつながるきっかけになれば」と話している。

 開校初日の10日は、午前10時半~午後0時半に「学活」(参加者による自己紹介)と「オリエンテーション」(特別講演)を行う。授業を本格化する10月以降は、月2回程度の実施を予定している。

 会議室にはキッズコーナーがあり、参加者が子供連れで授業に参加することもできる。

 問い合わせは道見さん(090・3773・1308)へ。(奥野秀康)

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