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修業はアメリカ仕込み あら鮨 まちマイ八中編

あら鮨のバリエーション豊かなメニューは、どれも絶品。「帯広で愛される味を」と考え抜かれた料理は、どこか優しい味がする。写真は店主の荒地史さん

 西18南5のあら鮨は、東京や米ロサンゼルスの和食店で修業してきた店主の荒地史さん(44)が「帯広の味」を提供する「すしと和食」の店だ。その土地の人に合った味を出す技を磨いてきた荒さんは「インデアンカレーや焼き肉の平和園のように、帯広にも愛される味がある。何度も通ってもらえる和食づくりを心掛けている」と語る。

 あら鮨が現在の場所に店を構えたのは15年前。それまでは荒さんの父親が、すぐ近くですし専門店を営んでいた。帯広で生まれ、父の背中を見て育った荒さんは1992年に白樺学園高を卒業すると、約10年にわたる和食の修業に。「いつかは両親と一緒に店を開きたい」という夢をかなえるため、帯広に戻った。

 各地で修行した荒さんが店で出すメニューはバリエーション豊か。生ずしはもちろん、エビ天ロールや、南欧料理のカラマリサラダから発想を得たという「魚介の唐揚げサラダ」も絶品だ。ただ「帯広の人は新しいもの好きだが、必ずなじみの店に戻る」と見立てる荒さんが出す皿は、どれも優しい味がする。ぜひ一度、味わってみてほしい。

 問い合わせは、あら鮨(0155・35・4528)へ。(奥野秀康)

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