高木姉妹下車し交流も 出発は札内支所 22日のパレード
【幕別】町は29日午前、平昌五輪女子スピードスケート競技で金メダルを含む計5つのメダルを姉妹で獲得した町出身の高木菜那選手(25)、美帆選手(23)の凱旋(がいせん)パレードや町民報告会(ともに4月22日、町札内)の詳細を発表した。パレードは午後1時に札内コミュニティプラザ(札内支所)を出発し、報告会を行う町百年記念ホールまでの約1・2キロを30分ほどかけて進むルート。途中に小学生限定で両選手と交流できる「子どもふれあいゾーン」を設ける。
町と町内7団体でつくる「2018平昌オリンピック出場選手を応援する会実行委員会」(柿崎俊男会長)の主催。パレードはオープンカーを使用し、札内支所から東へ進んで白人小学校の前を通過し、国道38号を横断。同ホール前特設会場に午後1時半ごろ到着し、両選手があいさつなどを行うセレモニーを開く。
子どもふれあいゾーンは札内スポーツセンター前の駐車場約180メートルに設置し、両選手はそのゾーンのみ車を降りて小学生とハイタッチなどで触れ合う。
当日正午から入場を受け入れ、多数の場合は、入場を制限する。未就学児は不可。
町民報告会は午後2時半から約1時間、町からの特別な賞の贈呈や高木姉妹のトークショーなどを行う。対象は町に住民票がある人で定員700人。入場無料。来場者には記念品を配布する。
報告会は町への事前申し込み制。往復はがきのみで受け付ける。4月11日午後5時半必着。応募多数の場合は抽選とする。
詳細は町のホームページに掲載。問い合わせは町政策推進課(0155・54・6610)へ。
柿崎会長は「子どもたちとの触れ合いは高木両選手やその家族の意向を反映した。金メダリストを間近で見て、改めて感動してもらえるイベントにしたい」と話している。
五輪では菜那選手が団体追い抜きとマススタートで2冠、美帆選手は団体追い抜きで金、1500メートルで銀、1000メートルで銅メダルを獲得した。(松村智裕)