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彼岸の入り 雪かき分けて墓参り

墓の周りの雪をかき分け、手を合わせる参拝者(18日午前11時ごろ、帯広市内の緑ケ丘墓地で。塩原真撮影)

 彼岸の入りの18日、十勝地方は青空が広がる春めいた暖かさとなり、管内各地の霊園には家族連れらが墓参りに訪れた。

 帯広測候所によると、同日正午までの管内の最高気温は広尾5・7度、大樹と幕別町糠内5・4度、浦幌5・1度など。帯広は4・7度まで気温が上昇し、同日現在の最深積雪は57センチ。

 市内の緑ケ丘墓地ではうずたかく積もった雪をスコップでかき分ける市民の姿が見られ、中には小型の除雪機を使う人も。雪かき作業を終え、墓前に手を合わせた木村孝子さん(72)と妹の小野寺あさ子さん(65)は「今年は例年以上の雪で大変だった。ご先祖様も喜んでくれていると思う」と話していた。
(高津祐也)

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