高木姉妹の金メダル祝い、たかまんで「祝」大判焼き
帯広市内の高橋まんじゅう屋(東1南5)は高木菜那、美帆両選手の金メダル獲得を記念し、「祝」の焼き印が入った大判焼きの販売を始めた。スケートやサッカーの練習帰りに店で大判焼きを食べる幼い姉妹を見守ってきた店主の高橋道明さん(54)と妻の美哉さん(52)は、わが子を見るように快挙を喜んでいる。
道明さんがよく来店する子どもを高木姉妹と認識したのは、新聞で活躍を知った小学校高学年の頃。「オリンピックに出られたらいいねと話をしていたが、本当に出て金メダルを取るなんて。活発な姉としっかりした妹という印象があったけど、実は逆だったんじゃないかな」と笑顔を見せる。
2012年夏には、美哉さんの体調不良を気遣った美帆選手が海外遠征の合間の3日間、店を手伝ったことも。「覚えるのに1カ月かかることも、3日間でやってしまった」と道明さん。
焼き印入りは「あん」と「チーズ」の2種類。23日午前も店はにぎわい、市内の高橋亜紀子さんは「高木姉妹が食べに来ていたことを知ってびっくり。地元に戻る日が楽しみ」と話した。焼き印入りは購入時に伝える。店の混雑状況によっては30分ほどかかることがあるが、事前予約も可。(高津祐也)