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歌と吹奏楽とコラボ 3日に初の花火ショー おびひろ氷まつり

花火の演出について語る(左から)宮本さんと後藤さん

 第55回おびひろ氷まつり(2月2~4日・帯広緑ケ丘公園)で3日午後6時から、歌や吹奏楽の生演奏とコラボレーションしながら花火を打ち上げる「Fire & Ice Show Passion」(十勝毎日新聞社主催)が開催される。

 4部構成のショーで、音と光、匂いが伝わるような臨場感あふれる花火に、人と文化を取り入れるコンセプト。十勝管内では前例のないスタイルで、新たな形の地域貢献を目指す。氷まつり初導入の特殊効果で会場を盛り上げ、地元で活躍する若者とも共演する。

 開幕を告げる第1部は、コンクールでも複数の受賞歴がある帯広三条高校吹奏楽部によるバレエ音楽「ラ・ペリ」のファンファーレ。金管16人編成が力強い旋律を冬夜に響かせる。続く第2部では、地形や遠近法を利用したデジタルリンク花火で美しさに臨場感を創出する。

 第3部では、「NHKのど自慢チャンピオン大会2017」でグランドチャンピオンに輝いた大場悠平さん(20)=帯広在住、会社員=がライブで歌を披露する。楽曲は、十勝を拠点に国内外で幅広く活躍する音楽プロデューサーの福田竜也さん(32)=帯広在住=がアレンジして提供。第4部は、特殊効果による新しい花火でクライマックスを彩る。花火は最大で4号玉を用意している。

 企画運営を担当する勝毎光風社の宮本敬さんは「限られた環境の中で、より多くの人に楽しんでもらうために工夫を凝らす」、FM-JAGAの後藤朋子さんは「新たな挑戦で、完成度の高いものを目指して協議を重ねている。寒い中でも見て良かったと思われる花火を目指すので、ぜひ会場へ」と来場を呼び掛けている。(石川友史)

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