帯広出身の村瀬さん チアリーディング世界大会優勝に貢献
チームメートと共に世界一を喜ぶ村瀬さん（右）＝千葉真美子さん提供
帯広市出身で東海大学４年の村瀬七実さん（２１）が、群馬県高崎市で行われた「第９回チアリーディング世界選手権大会」のミックス（男女混成）部門に日本代表の一員として出場し、チームの世界一に貢献した。小・中学校時代に所属していた帯広十勝チアリーディングチームの千葉真美子代表は「努力し続けた日々が実を結んだ」と教え子の快挙を喜んでいる。
世界選手権は２００１年に始まり、日本での開催は１２年ぶり。昨年１１月に行われ、世界２８の国と地域がチアリーディングとチアダンスの計１４部門で演技を競った。８～１６人の男女（男子は最大１０人）で編成されるミックスには６チームが参加した。この部門での日本代表の優勝は７回目。
村瀬さんは帯広明和小、帯広第八中、箕面自由学園高校（大阪）卒。帯広十勝チアリーディングチームには小２から中３まで所属した。高校３年時に「ＪＡＰＡＮ ＣＵＰ２０１３全日本チアリーディング選手権大会」で優勝するなど、全国的に活躍している。
昨年、より高いレベルを求めて日本代表のトライアウトに挑戦。オールフィーメール（女子）部門を受けたがミックスも勧められ、見事合格した。選考後、夏場以降は日本代表として国内各地へ遠征。多くの声援を受け、代表としての自覚を深めた。
村瀬さんは世界選手権当日を振り返り、「演技が終わった瞬間に号泣してしまった。コーチを含む２１人全員でやりきった最高の３カ月だった」と笑顔。今後については「このスポーツに関わってたくさんの方々に出会い、支えていただいた。今度は私も誰かのことを支えられたら」と、チアリーディングに関わり続けることを誓う。
帯広十勝チアリーディングチームの千葉代表は「所属時から全力で努力し続ける意志の強さがあった」とし、「後輩たちにも将来の夢の選択肢が広がり、全国に目を向ける選手が増えるのでは」と期待を寄せている。（片山新平）
◆第9回チアリーディング世界選手権大会放送について
・1月14日より順次放送(OCTV 211ch)－スカイA公式ホームページ
◆村瀬七実さん関連電子版記事
・サンデートーク「帯広十勝チアリーディングチーム代表 千葉真美子さん」－十勝毎日新聞電子版（2011/03/20）
・十勝チアチーム「ＲＥＤ ＤＩＡＭＯＮＤＳ」全国大会で銅賞獲得－十勝毎日新聞電子版（2011/03/08）
・レッドダイアモンズ Ｖ 元気いっぱい！！笑顔の真剣勝負－十勝毎日新聞電子版（2008/01/01）
・社会人チアリーディングＲＥＤ ＤＩＡＭＯＮＤＳ 初のジャパンカップへ－十勝毎日新聞電子版（2006/07/27）
