久々のマフラー音響く 十勝スピードウェイ夏季営業開始
【更別】道内唯一の国際規格サーキット「十勝スピードウェイ」(村弘和477、亀井誠志郎所長)の夏季営業が23日午前9時半、始まった。午前中は約90台のスポーツカーが、重厚なマフラー音を響かせながらサーキットを走り抜けた。
前日に雨が降ったものの、路面はほぼ乾き、良好なコンディションの中でオープンを迎えた。昨年11月ごろに降雪で使用できなくなって以来、約5カ月ぶりのサーキット走行を楽しもうと、管内外から愛好者が集まった。ピットで愛車の状態を確認しながら、計測された走破タイムに一喜一憂していた。
友人2人とサーキットを訪れた札幌市の会社員石田巧さん(55)は「昨年は早くに雪が降り、久しぶりの走行を楽しみにしていた。車の台数は多いが、ベストタイムが出せれば」と話していた。
今回は初心者向けの無料走行を初めて実施した。帯広や道内各地から20人が参加し、広いサーキットでの走りを楽しんだ。(深津慶太)