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10年で販売50万本 おいしさ伝える「おびひろ極上水」

製造10年目を迎えたおびひろ極上水

 帯広市の「おびひろ極上水」が、今年度で製造10年目を迎えた。販売本数は昨年12月までに50万本を超え、帯広の水のおいしさのPRに一役買っている。

 おびひろ極上水は、市民に水道水のおいしさを再認識してもらうことを目的に、市が2007年度に製造を開始したPR商品。水質日本一に8回輝いた札内川の伏流水を源水とする、稲田浄水場の水道水をペットボトル(500ミリリットル)に詰めて販売・配布している。

 製造本数は今年度までで61万2272本。大量に配布するイベントの有無などによって増減するが、ここ3年は約6万本で推移している。11年度は東日本大震災を受けて、災害備蓄品として活用を始めたこともあり10万本以上を製造した。

 販売本数は15年度までで45万4945本。市内で行われたプロ野球の試合で大量に販売した10年度が、8万9009本でピーク。以降は毎年6万本前後で推移している。今年度は12月までに4万7304本を販売した。

 取り扱っているのは管内のホテルや観光施設、病院、スーパーなど36施設。その他、官公庁や道の駅などの自動販売機でも販売している。過去には販路開拓のための営業活動を行ったこともあるが、現在は「利益を上げるよりもPRが主体」(上下水道部)とし、積極的な営業はしていない。毎年度の収支は数十万円程度の黒字となっている。

 市では今後も現在の販売先との関係を維持すると同時に、管外の人も多く参加するイベントなどでの配布に力を入れる考え。同部は「水道水のおいしさは、外部の人に指摘されて実感できる部分もある。また、『安全で安心なおいしい水』は、フードバレーとかちを掲げる十勝・帯広の地域特性を発信するツールにもなっている」とする。(丹羽恭太)

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