音更の野鳥死骸 鳥インフル陽性
【音更】十勝総合振興局は15日、町内で見つかったハヤブサ1羽の死骸から、鳥インフルエンザの陽性反応が出たと発表した。今後は北大で検査し、致死率の高い高病原性鳥インフルエンザかどうかは、1週間程度で判明する見込み。
同振興局によると、町木野大通の民有地で14日、死んでいるハヤブサを住民が発見、15日に町に通報した。環境省が鳥インフルエンザの簡易検査を行った。
同振興局によると、回収場所から半径3キロ以内に家きん(家畜の鳥)を飼育する農場が3軒あるが、16日午前までに異常の報告はない。回収場所近くで衰弱したり、死亡したりした野鳥は発見されていない。
町は今回の結果をホームページで周知し、学校や保育所、福祉施設などには「死んだ鳥に触れないように」との内容のチラシを配布した。道の監視とは別に、町も河川周辺や森などの監視を独自に行っている。
管内では、上士幌町内で12日に見つかったフクロウの死骸から鳥インフルエンザの陽性反応が出て、北大で高病原性の確定検査をしている。
(安田義教、鈴木裕之)