開設60周年 幸福駅にヘッドマークお目見え
帯広市の観光名所として人気の幸福駅が今年で開設60周年を迎え、13日、駅構内の展示車両に節目を記念したヘッドマークが取り付けられた。
同駅は1929年の旧国鉄広尾線開通から27年後の56年11月1日に開業。「幸福」という縁起の良さが話題を呼び、テレビ番組の全国放送などを通じて一躍有名となった。87年の同線廃止後も足を運ぶ観光客らは多く、昨年1年間の来訪者数は初めて20万人を突破した。
ヘッドマークは直径66センチの樹脂製で、「おめでとう幸福駅」の文字などとともに同駅舎の写真が施されている。市から業務を受託したティワイネット(帯広)のスタッフ2人がこの日、駅南側のディーゼル車に装着した。
デザインの考案者で、旧国鉄広尾線の最終列車でも使用されたヘッドマークをモチーフにしたという市観光課観光戦略推進員の山田正樹さんも「多くの観光客の目に触れてもらえれば」と期待している。(小縣大輝)