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砂金探しに100人熱中 大樹で探訪会

「ゆり板」を丁寧に動かし砂金を探す参加者(31日午前10時40分ごろ、折原徹也撮影)

 【大樹】「第37回歴舟川砂金掘探訪会」が31日午前9時半から、カムイコタン公園キャンプ場で開かれた。管内外から約100人が参加し、伝統的な手法での砂金探しを楽しんだ。

 町、町観光協会、十勝毎日新聞社の主催。町内では1635(寛永12)年に砂金掘りが始まったとされ、明治時代になると100人近くの砂金掘師がいた。当時の技法や歴史を後世に残すため、毎年探訪会が開かれている。

 参加者はくわに似た「カッチャ」と言われる道具で河原の砂を掘り、川の中で砂と金をより分ける道具「ゆり板」を使って砂金を探した。砂金掘り友の会(有岡繁会長)のメンバーも指導し、金が見つかった人は「あったー」と声を弾ませていた。

 帯広から家族で参加した前花広光君(11)は「砂金は取れないだろうと思っていたけど、取れてうれしかった」と話していた。(伊藤亮太)

関連写真

  • 揺り板を丁寧に動かし砂金を探す参加者(31日午前10時40分ごろ、折原徹也撮影)

    揺り板を丁寧に動かし砂金を探す参加者(31日午前10時40分ごろ、折原徹也撮影)

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