十勝で関係者140人決意 飲酒運転根絶の日
「飲酒運転をしない、させない、許さない」-。道条例で定められた「飲酒運転根絶の日」の13日、全道14振興局で道などが主催する総決起大会が行われ、十勝でも関係者が集まり飲酒運転撲滅を誓った。
飲酒運転根絶の日は2年前の小樽市で海水浴帰りの4人が死傷した飲酒ひき逃げ事件の発生日で、道が昨年12月に施行した条例に盛り込まれた。
十勝の決起大会は帯広市内のとかちプラザで行われ、管内各警察署、全19市町村、交通安協会など約30団体・機関から140人が参加した。
主催者を代表して十勝総合振興局の梶田敏博局長は、道職員が酒気帯び運転で検挙されたことを陳謝し、「過ちを繰り返すことのないよう意識改革を徹底し、再発防止に向けて全職員が取り組む」とあいさつ。署員2人が酒気帯び運転で逮捕された帯広署の長野利和署長は陳謝した後、「今まで以上に職場教養を徹底し、一日でも早く信頼回復に努める」と述べた。
飲酒運転撲滅シールの製作など啓発活動に取り組む「北海道日本ハムファイターズ十勝ビクトリー後援会」の松本健春会長は「北海道から飲酒運転をなくす」と参加者を代表して飲酒運転根絶宣言をした。
決起大会終了後、市内中心部で参加者による街頭啓発が行われ、梶田振興局長と長野署長らは飲食店に啓発ポスターやグッズを配った。「炉ばた炭焼 波瀾万丈」(西1南10)の片岡公美代表は「入り口の目の付くところにポスターを貼り、声掛けをしていきたい」と応じた。
同署によると、飲酒を伴う人身事故(12日まで)は釧路方面本部管内で5件発生(3人死亡)、十勝管内では5月に音更町であり、女性1人が亡くなった。(高津祐也)
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