十勝管内の全中学校で卒業式
晴れやかな表情で卒業証書を受け取る卒業生（１５日午前１０時１５分、帯広南町中学校で。金野和彦撮影）
十勝管内の中学校全４９校で１５日、卒業式が行われた。十勝晴れの青空の下、卒業生約３２００人が、３年間で得た多くの思い出を胸に学びやを巣立った。
帯広南町中学校（八重柏新治校長、生徒６２７人）では、午前１０時から体育館で行われた。卒業生２０５人が拍手に包まれながら、堂々と入場。八重柏校長が全員に卒業証書を手渡し「これからも南町中学校の教育目標『最大の自己実現 最大の社会参加』を胸に刻み、あすの社会の個性的な主人公であるよう祈っている」と激励を送った。同校の勝部正志ＰＴＡ会長が祝辞を述べた。
在校生代表の伊藤琉帆さん（２年）の送辞を受け、清水星那さん（３年）が「入学した日から、３年間はかけがえのない日々だった。夢と希望を胸に自らの手でこれからの道を切り開き、進んでいきたい」と答辞を述べた。全校生徒で「旅立ちの日に」、卒業生で「ガーネット」を気持ちを一つに合唱し、卒業生は涙を浮かべながらも、新たな一歩を踏み出した。
帯広西陵中学校（花井豊校長、生徒４３９人）は、１３８人が卒業。午前１０時からの式では花井校長が、「培った自信と誇りを抱いて、未来の自分の夢に向かって歩んでほしい」と式辞を述べた。卒業生は心をこめて「桜の季節」を合唱し、晴れやかな表情で思い出の詰まった中学校生活に別れを告げた。
