桑井がい旋「金」目指す 母校・帯農高を訪問
女子7人制ラグビー日本代表の主力として、来年のリオデジャネイロ五輪出場権獲得に貢献した幕別町出身の桑井亜乃さん(26)=アルカス熊谷-立正大大学院、中京大学、帯広農業高校出=が12日午前、帯農高(岡本幹也校長)を表敬訪問した。十勝への帰郷は2年ぶり。母校で行われた壮行会で「リオ五輪では金メダルを取りたい」と改めて夢への思いを語った。
日本代表は11月に香港、東京で行われた五輪アジア予選でともに優勝。桑井さんはすべての試合に先発出場し、東京大会では計2トライを決めた。
この日は桑井さんが所属していた同高陸上部(西山修一監督、部員57人)が視聴覚室で壮行会を開いた。「めざせ金 桑井亜乃先輩」の横断幕が掲げられた会場で、岡本校長が「リオでの健闘を心から願っています」とあいさつ。円盤投げでの国体5位入賞など桑井さんの陸上選手時代から現在までの活躍を振り返るビデオが上映された。
部を代表し、岡本亮子部長(3年)が「世界で戦う先輩を誇りに思います。心技体が最高の状態での活躍をお祈りしています」と言葉を贈り、桑井さんは「良い報告ができてうれしい。8月の本番で金を取るために努力を続けたい。私がここにいるのはたくさんの人の支えのおかげ。皆さんも仲間を大切にしてください」と笑顔で語りかけた。最後は部員全員によるエールで締めくくった。
桑井さんは今夜、拠点の埼玉県熊谷市に戻る。
(松村智裕)
◆桑井亜乃さんについて
・桑井亜乃-Twitter
・桑井亜乃《あのーANOのブログ》-Blog