リニューアル効果で入場者増加 帯広市児童会館
11月にリニューアルオープンした帯広市児童会館(帯広市緑ケ丘2、岡安宏明館長)の科学展示室の来場者数が1カ月で約6600人となり、昨年同月の約2・5倍となった。同館全体の利用者数が増加する波及効果も表れ、同館は「心配された混乱もなく、多くの人に喜んでもらえた」と上々の滑り出しを実感している。
同館開館50周年を記念した2002年以来12年ぶりのリニューアル。展示品をおおはあbに入れ替え、化石発掘体験や星座観察など十勝の科学資源に関連する25の展示品で構成した。
科学展示室の入場者数は6605人で、昨年11月の2456人に比べると4149人も上回った。特に幼児と保護者の伸びが顕著で、それぞれ1333人(昨年同月比1087人増)、2259人(同1632人増)となった。それに伴い、木の玩具で遊べる「もっくん広場」やプラネタリウムなどの来場者数も増えているという。
同展示室のオープン初日からの3連休は一日最大700人が来場した。「一度に入れる人数は70~80人が限界」(同館)のため、同館は整理券を配り、時間ごとに来場を制限。一部の展示品で列もできたが「大きな混乱もなく、多くの子供たちに喜んでもらえた」とし、その後も土日は一日400~500人の来場があった。
12月は降雪の影響もあって来場者数は落ち着いたが、現在は冬休みに入った子供たちで連日にぎわいを見せている。岡安館長は「遊びながら科学の原理や仕組みを学び、興味を持ってほしい」と話している。(高津祐也)