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アートなアニマル まちマイ中札内編

リアルながら目に愛嬌(あいきょう)を感じるクマの彫刻

きらきら保育園
 中札内村には象にライオン、竜だっている。もちろん本物ではないけれど。

 昨年開園したきらきら保育園(川尻年和園長)では、各クラスの入り口でクマ、象、ライオン、ウサギ、ヒヨコの彫刻が子供たちをお出迎え。制作したのは村内在住の現代アート作家鈴木隆さん(64)。幼児向けとは思えないリアルな作りのわけは?「例えば動物園の動物が子供に合わせてかわいい表情をしたりはしないでしょ。保育園だからといって『ゆるキャラ』のようにはせず、『リアルだけど優しい』をコンセプトに制作した」

 「初めは怖がってもきっと愛着を持ってくれるはず」という鈴木さんの思いの通り、動物たちは園児に大人気。ライオン組(年長)の島田真生人(まきと)ちゃん(5)は「口がかっこいいライオンと、耳がかわいいウサギが好き」とお気に入りを教えてくれた。

眼光鋭く辺りをにらむサツナイ竜

札内川ダム公園
 竜がいるのは札内川ダム下流の公園内。札内川の守り神とされる「サツナイ竜」のモニュメントだ。1998年、同ダムの完成に合わせて設置された。

 作者は旭川市出身の彫刻家で日展評議員の善本秀作さん(80)。村と姉妹都市の富山県福野町(現南砺市)にアトリエを構えていた縁で制作を依頼した。

 市街地から車で30分ほどかかるため訪れる人は多くはないが、ダムの方向をにらみつける精悍(せいかん)な姿は一見の価値あり。
(丹羽恭太)


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