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はぐくーむで帯広の森ガイド養成講座初開催

初の「森のガイド養成講座」で説明を受ける受講者(帯広の森)

 帯広の森・はぐくーむ(澁谷洋一施設長)は今年度、初めての取り組みとして「森のガイド養成講座」をスタートさせた。帯広の森に関心の高い人を対象に基本的な知識や森の生態を伝え、個々のスキルアップとともに、自主的な活動の中で市民に森への興味を広げられる人材の育成が狙いだ。初年度は個人ボランティアのメンバーや、市みどりの課職員を含む13人が1期生として受講する。

 はぐくーむはオープンから5年が経過。市民参加の森づくりを目指す中で、個人ボランティア(帯広の森ファンクラブ)の登録者も年々増加していることから「養成講座」の開催に踏み切った。修了後は自然観察会の講師などとしての活動や、職員が小・中学校で行う環境教育のサポート、同施設での行事の企画・運営を担える-などの人材となってもらいたい考え。

 講座は26日に始まり、初日は座学の後、澁谷施設長の案内で同森を散策。時折足を止めては、カシワとミズナラの見分け方、アカマツとアカエゾマツを例にした陽樹と陰樹、森の遷移などについて説明や質疑があった。道内で自然ガイドをしている小林峻氏の講座もあり、参加者は鳥類の生態や観察方法を学んだ。

 帯広の森ファンクラブメンバーの宮下和則さん(63)=帯広=は「木の名前の由来や帯広の森の基本的な情報などを勉強し、機会を見つけて一般の人にも分かりやすく紹介できるようにしたい」と話した。

 講座は必修が5講座。選択は6講座中、5講座以上を受ける。最終回となるる来年2月に森林散策行事を企画・実施し、市民を募って実際に森を案内する。次年度以降も継続を予定している。(植木康則)

 

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