アスリート向けランチ提供へ 帯広の森研修センター
帯広市文化スポーツ振興財団(金澤耿理事長)は、12月6日から来年1月24日までの毎週金曜日、帯広の森研修センター(帯広市南町南7線、帯広の森運動公園内)の食堂「ぱわっく」で初の「アスリートランチ」を一般向けに提供する。スピードスケートとアイスホッケー、フィギュアスケートの競技者に必要な栄養を取り入れたメニューを、ランチタイム(午前11時~午後2時)のメニュー(1食700円)として販売する。
ソチ五輪など冬季スポーツの本格化に合わせて競技者を食を通じて応援するとともに、競技者に必要な栄養などを多くの人に理解してもらおうと企画した。
メニューは日本スケート連盟フィギュアスケート強化スタッフ(管理栄養士)などを務める山﨑美枝釧路短大生活科学科准教授が助言。「アイスホッケー女子」「スピードスケート短距離男子」「フィギュア女子」の3タイプの選手の体作りに役立つ食材を活用した3種類を考案した。
28日には関係者向けの試食会が同研修センターで開かれ約10人が参加した。金澤理事長が「スポーツでは技術や身体能力だけでなく、食も重視されている。ランチを通じて食の大切さを選手や子供たち、保護者に伝えたい」とあいさつ。
同財団スタッフの概要説明の後、アイスホッケー女子選手向けに、筋肉を作るタンパク質や鉄分、ビタミンなどを豊富に含んだ食材を使った「煮込みハンバーグプレートランチ」(約910キロカロリー)を試食した。
ゲストとして参加したアイスホッケーの元女子日本代表選手で帯広連盟女子委員長の馬渕裕子さん(51)は「ボリュームだけでなく味もおいしく、見た目も良い。良い取り組みだと思う」と話していた。
同ランチは1日1種類ずつ提供し、限定10食。同食堂ではレシピも配布している。問い合わせは同研修センター(0155・48・8048)へ。(宮木宗久)
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