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飲酒検問 息嗅がずに 帯広署が新感知器

帯広署などが導入した新しい飲酒感知器

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、道警は新型の飲酒感知器を導入している。飲酒検問はこれまで、警察官が運転手の顔に鼻を近づけて息のにおいを嗅ぎ、飲酒の疑いがあるか調べていたが、感知器でドライバーとの距離を保つことで感染予防に役立てている。

 新しい飲酒感知器はマイクほどの大きさで、先端のセンサーに息を吹きかける。アルコールに反応してランプが点灯すれば改めて呼気検査を行い、アルコール濃度を測定するという流れだ。帯広署では2台を導入し、6月から運用を始めている。

 同署管内の今年1~11月の飲酒運転の摘発数は、前年同期比9件減の24件。新型コロナの影響で繁華街などに出掛ける機会の減少が一因とみられる。同署の浅野慎哉交通第一課長は「家での飲酒後に酒などを買うために運転してしまう事例もある。年末に向けて警察官の安全を守りつつ、厳しく取り締まっていく」としている。(高田晃太郎)

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