花火ショー 厳寒の夜空を彩る おびひろ氷まつり
第55回おびひろ氷まつり(帯広のまつり推進委員会主催)2日目の3日、午後6時から十勝毎日新聞社が主催する花火ショー「Fire & Ice Show Passion」が行われた。
4部構成で、初の試みとなる地元で活躍する若者とのコラボレーションも実現し、金管楽器のファンファーレとライブによる歌が、最大4号玉の大輪とともに来場者を酔わせた。
帯広三条高校吹奏楽部の金管パート16人によるバレエ音楽「ラ・ペリ」のファンファーレが第1部の開幕を告げると、終演の余韻に合わせて最初の花火が夜空を照らした。地形の段差を利用した第2部は、デジタルリンク花火で臨場感を演出。
第3部では、「NHKのど自慢チャンピオン大会2017」でグランドチャンピオンに輝いた大場悠平さん(20)が登場し、音楽プロデューサーの福田竜也さん(32)がアレンジした「いのちの名前」(千と千尋の神隠し挿入歌)を披露。しっとりとしたバラードが会場を優しく包み、曲の盛り上がりに合わせて花火が打ち上がった。
クライマックスの第4部は、5基の噴出口からリズミカルに炎が放射され、四方から打ち上がった大輪が夜空に乱れ咲いた。最後の光が夜空に消えると、会場からは歓声と拍手が湧き起こった。(石川友史)