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師走スケッチ「来年はつつがなく 御神矢作り大詰め 帯廣神社」

帯廣神社で御神矢を作る神職たち(22日午前9時15分ごろ、山下僚撮影)

 年の瀬が迫り、帯廣神社(帯広市東3南2、大野清徳宮司)では、正月の縁起物の一つ「御神矢(ごしんや)」作りが大詰めを迎えている。22日も神職らが1本1本心を込めて矢を仕上げた。

 御神矢は福をもたらし魔よけの力もあるとされる。作業は今月初旬に開始した。金、銀の鈴や「開運招福御守護」と書かれた短冊、来年のえと「酉(とり)」が描かれた絵馬を、長さ約60センチの矢に取り付けている。

 2300本を作る予定で、佐々木昌和権禰宜(ごんねぎ)は「今年は災害など思わぬ出来事が多かったので、来年は何より日々をつつがなく過ごせるよう、願いを込めて矢を作っている」と話していた。

 御神矢の初穂料は1500円。

 縁起物はこのほか、台つきの守護矢、鏑(かぶら)矢や、えとにちなんだ酉の土鈴、紅白の酉の「よりそい土鈴」、一刀彫の酉のお守り、大小の熊手など。25日から頒布を開始する。(大木祐介)

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