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市民劇場賞 筝の長岡さん 文芸・杉山さんに功労賞

金子委員長と、受賞した藤間さん、長岡さん、高田さん(左から)

 帯広市民劇場運営委員会(金子章委員長)は19日、今年度の帯広市民劇場賞受賞者を発表した。帯広市民劇場賞には筝(こと)の長岡幸枝さん(78)=帯広=が選ばれた。功労賞は文芸の杉山徳(徳の心の上に一)治さん(75)=同=、奨励賞は日本舞踊の藤間紀代治さん(50)=同=、新人賞は写真・現代アート作家の高田K子(けいこ)さん(39)=同=が受賞した。

 同賞は地域の芸術文化の普及や発展に貢献した個人、団体などに贈られる。

 長岡さんは9歳から筝を始め「春の海」などで知られる宮城道雄氏の弟子の宮城衛氏(後の創明音楽会の小野衛会長)に師事。1959年に文杉の会を創設し、市内や芽室、清水町で教室を開いている。北海道三曲連盟副理事長、帯広三曲協会会長、帯広邦楽邦舞協会副会長。受賞に、「これからも和楽器の魅力を後世に伝える活動を続けていきたい」と話している。

 杉山さんは杉山商会社長。帯広十勝の書道教育を支援する冊子「十勝書教育」(69年初発刊)の3代目発行者として87年から発刊し続けている。藤間さんは母・藤間紀代澄氏に日本舞踊を習い、2歳で初舞台を踏み、福祉施設での慰問公演や小学生、外国人向けの体験会でも講師を務めている。賞を受け、「伝統文化の裾野を広げようと活動してきた。周囲の理解を得られたことにも感謝している」と話す。

 高田さんは2002年開催の「とかち国際現代アート展デメーテル」への参加を機に管内外で数々の個展、グループ展開催など精力的に活動。新人賞を受け「文化活動の盛んさは十勝の特色。今後も貢献していきたい」と意欲を見せた。

 贈呈式は来年1月30日午後6時半からホテル日航ノースランド帯広で開かれる「2017年文化団体および関係者新年交礼会」の中で行う。(大木祐介)

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