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全道高体連 レスリング 3年連続インターハイ出場の藤島(帯北) 「必ず1勝」闘志新た

 レスリングの第53回道高校選手権大会(7、8日・北海高体育館)個人戦60キロ級で2連覇を達成、1年生時の団体戦出場と合わせて3年連続インターハイ出場となる帯北の藤島健(3年)は「自分から先に攻めてポイントを奪い、必ず1勝を挙げたい」と闘志を新たにしている。

 今大会、藤島は3戦し、全試合とも第1ピリオド1分前後でフォール勝ちと、同階級で圧倒的な強さを見せつけた。「風邪を引いていてコンディションはあまりよくなかったが、負ける気はしなかった」と振り返る。

 これでインターハイは3年連続で、ジュニアオリンピック大会、選抜大会を含めると全国大会は6度目の出場となる。道内ではトップに立つ藤島だが、過去5度の全国大会でまだ白星はない。藤島忠監督は「特別弱いわけではない。全国大会出場選手の中では平均的なレベル」とし、初勝利は可能だ。大学レスリング界の名門、国士舘大の選手で、5月下旬から10日まで同校で教育実習し、コーチを務めた兄、剛さん(4年)は「タックルの入り方、入ってからの処理をもっとうまくやれば勝てるはず。手足の長さも武器となる」とエールを送る。藤島は「OBらが練習相手を務めてくれており、技の精度を高めて必ず勝ち星を挙げたい」と強い決意を持って練習に取り組む。

 今大会ではインターハイ出場こそならなかったが、同校の吉田佑也(2年)も66キロ級3位入賞を果たした。5戦して3勝2敗。優勝した菅原嘉晃(北海3年)、準優勝の内野澤和宗(同3年)に敗れはしたが、吉田は2人に対して第1ピリオド(試合は3ピリオド制2ピリオド先取)を奪い、相手を追い込みながらの逆転負けだった。「前へ前へと休みなく攻めていた。最後はスタミナ切れ」と藤島監督は吉田の健闘を評価する。剛さんも「力があり、両足タックルもいい」とほめた。吉田は「力を出し切ったので悔いはなく、楽しかった」と晴れ晴れとした表情を見せ、7月に旭川で行われる国体予選では「3年生の菅原先輩との対戦は最後となる。勝つしかない」と闘志を沸き立たせている。
(大野篤志)

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