みんなの牛肉料理甲子園 南商、士幌3位
【札幌】高校生が考案した牛肉料理の開発成果を競う「みんなの牛肉料理甲子園in2022」(北海道産牛肉消費拡大強化対策実行委員会主催)が、札幌市内で開かれ、十勝管内から出場した帯広南商業高、士幌高がともに3位に入った。
同コンテストは道産牛肉の消費拡大が目的。高校生が新たなレシピを考案することで牛肉料理に親しみを持ってもらおうと初めて開催し、道内外から11校、34チームが参加した。
1次審査を通過した4校5チームによる本選が今月5日に行われ、帯広南商業高のチーム「うしさん」(片石ゆらさん・佐々木日瑚さん)は十勝の野菜や牛ひき肉、バラ肉を使ってコロッケ風に仕上げた揚げ物を挟むサンドイッチ「うしさんど」を出品。士幌高校の「肉加工専攻班」(大森咲也香さん・桑原楓仁さん)は牛肉と豆乳で作った野菜スープ「身も心もあたたまる素材まるごと牛々スープ」を完成させた。
審査の結果、優勝と会長賞には三笠高の2チーム、準優勝には静内農業高、3位に十勝の2校が選ばれた。総評でうしさんどについては「とてもおいしい。すぐに商品化しては」、牛々スープは「野菜が少し硬かったのが残念」との講評を得た。
両校の出場生徒は今回の経験を生かし、次回以降も挑戦していくことを誓っていた。(道下恵次)