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酷寒の港で水難救助訓練 広尾消防

港湾内の冷たい海面で行われた水難救助訓練

 【広尾】広尾消防署(西内努署長)は21日、広尾町内の十勝港第4ふ頭で、釣り人らの転落事故を想定した水難救助訓練を行った。署員たちは水温10度以下の港湾内の海面で、救助作業の手順を確認した。

 重要港湾を抱える地域特性を考慮し、定期的に実施している。感染症の拡大で昨年は見送り、2年ぶりの開催。職員27人が参加、クレーンを装備した消防車両1台を出動させた。

 この日は寒さは緩んだが、水は冷たく、通常の訓練より厳しい内容に。ドライスーツに身を包んだ職員は転落者役の職員を担架に移し、クレーンで岸壁に引き上げるまでの作業を迅速にこなした。

 十勝港では毎年、1、2件の転落事故が発生しており、岸壁から数十メートルの範囲は消防署の担当エリア。木村正樹警防・救急担当主幹は「冬場に訓練をしておくことで夏場も十分に対応できる。転落に注意するのが基本だが、事故発生時は速やかな通報が人命救助のポイントになる」と話していた。(能勢雄太郎)

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