高木美帆悔しい銀メダル 菜那は8位 北京五輪スピードスケート
【中国・北京=北雅貴】北京五輪のスピードスケート女子1500メートルが7日、国家スピードスケート館で行われた。幕別町出身の高木美帆(27)=日体大職-日体大、帯南商高出=が1分53秒72で2大会連続となる銀メダルを獲得。姉の菜那(29)=日本電産サンキョー-同高出=は8位、佐藤綾乃(25)=ANA、釧路管内厚岸町出身=は4位と、日本代表全3選手が入賞を果たした。優勝は1分53秒28のオリンピック新記録を樹立したイレイン・ブスト(オランダ)。ブストは同種目で2大会連続3度目の頂点となった。
最終組に登場した高木美は、700メートルを首位で通過。後半も粘りを見せたが、結果的に3組前に滑ったブストに優勝をさらわれた。冬季五輪の日本勢として過去最多の通算4個目のメダル獲得にも「悔しさの残る銀。ブスト選手が速かった」と話した。
▽女子1500メートル
(1)イレイン・ブスト(オランダ)1分53秒28=五輪新
(2)高木美帆(日体大職)1分53秒72
(3)A・デヨング(オランダ)1分54秒82
(4)佐藤綾乃(ANA)1分54秒92
(5)フルーネワウト(オランダ)1分54秒97
(6)ロロブリジダ(イタリア)1分55秒20
(7)ゴルベワ(ROC)1分55秒30
(8)高木菜那(日本電産サンキョー)1分55秒34
(ROCはロシア・オリンピック委員会)